『甦れ! 大学』 そして話は熱気球へ

『甦れ! 大学』 ダウンロードして下さっている皆さんありがとうござい。
http://p.booklog.jp/book/31710
そこで、早速ですが、この本の表紙になっているワンダーグローブ号を持って、岩手県の子供達に会いに行く事が決まったというお知らせです。詳細は、近々、マスコミへリリースされるでしょうから、それまでお待ち下さい。
ところで、この熱気球と私の関係を少しばかり書かなければなりませんね。順次、アップして行きますので、お楽しみに。
http://www.wonderglobe.org/

電子書籍 『甦れ! 大学』が出来上がりました

やっと電子書籍が出来上がりました。
『甦れ! 大学』 という題にしました。
できることなら、現在の大学を少しでも良くしたいと思っています。申し訳ありませんが有料コンテンツとさせて頂きました。これは、その収益を「日本中の子供達に、夢を・・・ 」をテーマとして活動しているワンダーグローブプロジェクトを通じて、その活動の役に立たせたいと思っているからです。ご協力下されば幸いです。
まずは、ご迷惑でなければ、震災で被災した地域の子供達に、地球の様な熱気球を別の気球に乗って上から見てもらい喜んでもらうことで、多少なりとも支援に繋がればと思っています。応援して下さい。 m(_;_)m
書籍のダウンロードは、パブー というサイトから、EPUB、PDF どちらもダウンロードできます。
http://p.booklog.jp/book/31710
ID 登録(無料)が必要となります。 ご了承下さい。
1.iPadか、iPhoneをお持ちの方は、EPUBでダウンロードして下さい。
2.パソコンでご覧いただく方は、PDFでダウンロードして下さい。
3.表紙のイラスト(写真を加工したもの)が、ワンダーグローブ号(地球気球)です。
4.XMDFフォーマット(シャープ ガラパゴス)での環境をお持ちの方は、しばらくお待ち下さい。近々公開致し、お知らせ致します。
5.更に、紙の本としての公開も考えておりますが、しばらく先になりそうです。
準備ができましたらお知らせいたします。
皆様、よろしくお願いいたします。 m(_;_)m

夏休みは知恵を絞る時期かな?

 もうすぐ夏休み。大学が止まる。もちろん出勤して仕事をしている人はときどき見かけるが、やっぱり仕事は止まる。そこで、オフィスを外部に借りて仕事をしよう…という話が以前にはあった。私も数年前までは、外部で仕事をしていたこともあった。例えば中央大学のWebを開発し公開するときなんぞは、ほぼ夏休みは無かった。
 さて、最近こんな形で仕事をすることが無くなっていたが、今年は久々に休暇中にいろいろなことに取り組まなければならなくなった。厳しいと思う反面、充実している自分を感じる。
 まずはじめに、現在進行中の電子書籍コンテナプロジェクトを今後どのような方向に向け、どう結果を出していくかということである。研究テーマは揃い始めている。6テーマ + 2検討事項。テーマには参加メンバーの先生のゼミ学生が関わっている。しかし、2つの検討事項は、まだ学生に調査や開発を依頼できるほどまとまったもの、いや簡単なものではない。その検討事項をどうやってテーマにまで下ろしていくかが、この夏休みの最大の課題となった気がする。もちろん6テーマの進行管理票や進捗状況チェックも重要となってくるのだが…。いずれにしても、ゆっくりできそうにない夏休みになりはじめている。

新世代デジタル教育研究会 

 先日「新世代デジタル教育研究会」という何とも大それた名前の研究会に行ってきた。この研究会、実は、第一回から参加している。というのは、リーダの阪井先生はじめ、参加されているメンバーが実に面白いからなのである。そして、会の終了後の懇親会がまた良い。全く違った企業の人たちが屈託のない意見交換の末、いろいろなアイデアを生み出し、いつの間にか東日本大震災のサポートまで繋がっている。私自身も大きな影響を受けている。中央大学の『白門書房』も、この会の繋がりから始まったもので、現在進行中のプロジェクトである「電子書籍ドキュメントコンテナ」の開発活用実験の発端もこの研究会から生れている。何せ何でもありの研究会なので、次回はその発表に加えて、私自身が関わっている「ワンダーグローブプロジェクト」の話もすることになりそうである。
 それにしても、大学の先生はもとより、通信社の記者から、出版社、電子機器の会社、予備校、IT企業、NHKのメンバー、池上正太郎の世界を電子地図にした人、弁護士、デーベースの会社など多種多様のメンバーが一同に会して(と言ってもいつも20人ぐらいの小さな小さな研究会ですが)、未来の日本の教育に関して口角泡を飛ばして激論している。時の経つのも忘れる研究会である。
 前回は、学芸員の仕事について、文化学園の服飾博物館の人が発表。それとNTTの人が被災地で立ち上げた「つむぎプロジェクト」の現状などを中心に発表していたが、教育というものが、いかに広範囲の事柄に関わり影響しているかが分かる。次回は、AFP通信の800万件に及ぶ画像・映像コンテンツを授業で利用している状況を説明してもらうことと、私たちが実施している電子書籍コンテナ実験プロジェクトの進み具合などを中心に話をすることになっている。どうなりますことやら。

知識を伝えていく

 いつも遠くを見つめていたい・・・という意味もあって、このブログ画像を選んだのですが、遠くばかり見ていると足元がおぼつかなくなることは、分かっているようで、なかなか行動には出ませんね。反省しきりです。

 ところで、電子書籍、電子コンテンツ、本、そしてWebサイト等、いろいろな呼び名を持った知的媒体ですが、結局は知識を集約したり、伝えたりするための手段、道具です。そこに、『大学』を加えたら完璧ですかね。

 ということで、いずれの形をとっても、知識を伝えていく・・・という手段としては何ら変わりません。私の電子書籍『甦れ!大学』という著書の中でもこの知識伝達の方法や仕組みの共通点についてコメントしましたが、まだまだ調査が甘い感じがします。

 ところで、今回発表する「甦れ!大学」という電子書籍は、ある意味今までの本の形に多少デジタルコンテンツをアレンジした形で作り上げた、旧来型の書籍です。それなら新型の書籍とは???

 現在、検討中ではありますし、できるかどうかも分かりませんので、今ここで・・・という分けにはいきませんが、もしできたとしたら、何とも楽しい『本』になるのではないかと、試行錯誤しております。この件では、音声認識の技術や、テレビ番組の製作技術など、更に・・・ このへんにしておきます。できてもいないものを! と言われそうですから。

 ちなみに、これからその件で東大の美馬先生にレクチャーを受けることになってます。非常ーーーに楽しみです。

「電子書籍」と「電子コンテンツ」、そして「本」は???

 たまには、気球や陸上から離れて本業のICTの話を。近年のICTの進歩は更に加速しており、10年以前に言われていた「ドッグイヤー」という言葉を遥かに通り越して、今は何と呼んでいいものか。それにしても、進歩が進歩の連鎖をよんでいるようです。
 Webの世界も大きく変わり、以前のユーザビリティーやアクセシビリティーという言葉を最近ではあまり聞かなくなりました。それよりこのWebをどうシステムとして活用していくのか、更にその活用の先に何を作り出していくのかが重要なポイントとしてクローズアップされてきました。その一つが、知の集約である『本』の扱い方です。昨年のブックフェアーで鮮烈に認知された「電子書籍」という言葉は、今ではすでに当たり前の言葉として使われ始めています。しかし、これも「書籍」という表現が一般の人たちの目をそちらに向けさせたに過ぎず、もしこれを最初から「電子コンテンツ」と表現していたら、これほどのインパクトは無かったのではないでしょうか。
 かつて、Webサイトに表現された情報を「インターネット」という言葉で表し「ホームページ」という言葉とともに、若干認識のズレた解釈のまま発達した「Webサイト」。「インターネットもできるんです!」というCMの表現とともに一般化していった時と同じ勢いを感じて仕方ありません。この「インターネット」と同義語に使われた「Webの情報」を修正し、ふだんネットを使い慣れない人たちが、正しい認識に至るまでには数年かかったと思います。その意味では、最近のスピード感からいえば、「電子書籍」=「本」ではない認識を一般化するのは、この一年なのではないでしょうか。
 ということで、私自身は「電子コンテンツ」という言葉を意識して使っていきたいと考えています。もちろん、当面の間は「電子書籍」と「電子コンテンツ」は、併用しなければ多くの人たちに伝わらないとは思いますが。
 そこで、私は今年

「本」=「電子書籍

を意識した出版をすることにしました。そしてできることなら、来年に向けて

電子書籍」=「電子コンテンツ」 つまり「本」ではない

を意識した出版をしてみたいと考えています。
これからの構想ですので、何をテーマとするかは決めていませんが、何か「えっ! これが本?」と言われるようなものを・・・。

「だから本じゃないよ!」

と言えるようなものです。 できるかな??? またチャレンジです。

陸上、関東インターカレッジに来て感動を味わってください。

 久しぶりの陸上競技に、興奮気味になって応援。その甲斐あってなんと一年生が10000mに優勝。負けずに四年生が、400mで優勝と3位。相変わらず強い女子陸ですね。しかも男子も100mで優勝。選手層厚い筑波大学とは大きな違いはあるものの、現在、女子は何とか総合二位を確保。三位との差を開いているものの、筑波にはまだ手が届いていません。
 選手によっては、9種目(混成を入れると)も出場する選手がいるのも中央大学の特徴。全員で30名の少人数の女子部が、全国制覇に向けてどこまで戦えるか、他の大学では味わえない四年間の強烈な努力が、無名の選手をいつの間にか世界と戦える選手にしていく様を堪能しています。
 ただ、見ている我々は、期待ばかりが大きく膨らみ、勝手なことばかり言いたくなります。常日頃の選手の痛みや苦しみを見るにつけ、それぞれの選手が、四年間に、一度でもいいから、自分にとって渾身のガッツポーズができるよう願うばかりです。
 5/21,22 国立競技場。後半戦の関東インターカレッジに、期待しています。お時間のある方は、国立競技場へ来て、うれし泣き、悔し泣きする選手たちにエールを送ってください。