佐賀とアルバカーキ、熱気球と焼き物

 今、佐賀では熱気球のお祭りが行われています。佐賀と言えば熱気球というイメージは、ほぼ30年ほど前から始まりました。私と一緒に気球を作っていたメンバーが、佐賀県と話しあい、50000分の1の地図まで書き換えてもらいながら、本格的に佐賀と言えば気球・・・というイメージを作っていったようです。毎年、数十万人もの人が訪れるというこのイベントは、既に何度か世界大会にもなっているようですから、本当の意味で「佐賀=熱気球」になったのかも知れません。
 ところで、佐賀と言えばもう一つ、焼き物の故郷でもあります。伊万里の町の郊外にある大河内山は、昔でいえば陶工たちの隠れ里、鍋島藩秘蔵の焼き物として遠く世界にまで知られ、マイセンの焼き物にも多大な影響を与えたとか。私もその焼き物に目がないことから、伊万里、有田の町にはもう何度も足を運んでいます。磁器と陶器の違いをより楽しむなら、伊万里のすぐ隣の唐津焼なども素晴らしい焼き物です。陶工の溝上さんは、確かアメリカのアルバカーキにまで行かれて焼き物の勉強をされたと聞いています。あの砂漠の「赤」は、もしかしたら、辰砂の色に・・・いや、やはりインディアンの人たちが描く砂漠の砂絵に通じる色なのかもしれません。オレンジがかった色合いは、何と唐津焼にも生かされているんですよ。
 なぜそんな話になったかって? アルバカーキと聞いて、熱気球をやる人ならピンときますよね。そう、その地も何度も熱気球の世界選手権が開かれる熱気球のメッカなんです。佐賀とアルバカーキ、世界は何がどう結びつくか分かりませんよね。
佐賀バルーンフェスタ
http://www.sibf.jp/
唐津焼 溝上さん親子
http://imadake-gama.com/sub2.html
私は、この藻風さんの大ファンなんです。