無限の『初めて』に向けて

 今朝、NHKのグレートサミッツという番組を見ていたら、写真家の星野道夫氏の足跡について話をしていた。26才でアラスカに渡り…との説明の後、カムチャッカで不慮の死を遂げ・・・と伝えられた。
 ただ、その番組の中で、マッキンリー山をバックにオーロラの写真を撮るという彼の夢、なぜそれを目指したのか? 番組では「誰も撮ったことがないから・・・」と彼が言っていたことを伝えていた。その言葉が妙に心に響いて残っている。誰もやっていない・・・。夢を実現させるときの原点なのかもしれない。目指す方向は違っていても、私も「誰もやっていないことを目指したい」と思っている。この気持ちは、たぶん学生時代に生れたに違いない。
 だって、星野道夫の家で、日本(熱)気球連盟創設の最初の打ち合わせが始まったのだから。同じ部屋に私も彼と同席していたことを誇りに思う。初めての何かに取り組む姿勢は、もしかしたらこんなところから生れているのかもしれない。無限の『初めて』に、これからも挑んでいきたいと思っている。
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